血糖値が高いと何故駄目なんでしょう。


健診で「血糖が高い」と注意されてしまった。でも、何がどう悪いのかわからない。注意しろって言われても・・・。

会社の健診などで「血糖値が高いので注意して下さい」と言われたことはありませんか? 血糖値が高いと言われても、どう悪いのかよく分からず、言われたまま何の改善策も立てずに放置している人もいらっしゃるかもしれません。

高血糖が招く身体のリスク・病気

■血圧が上がる
血中に多くのインスリンがあると、ナトリウムと腎臓の働きなどに影響し、血管に水分がたまりやすくなり血圧があがります。また交感神経を緊張させ血圧が上がります。

■体重が増えやすくなる
血中の糖とインスリンの量は食欲にも関わります。正常な状態ではお腹が空くのは血糖値が低めの時、食事の後は血糖値が高めになり、インスリンによって正常レベルの血糖値に戻ります。しかし、インスリンがうまく作用しなかったり、血糖値の高い状況が続くことで、空腹・満腹のシグナルがうまく働かなくなります。

食事をしたのにお腹がすいたり、しっかり食べたはずなのにエネルギー不足だと感じたり、炭水化物が多いものが食べたくなったりします。おやつを食べたり、炭水化物が多い物を食べることで、体重増加 → インスリン抵抗性 → 高血糖値 → 更に食べる、という悪循環に陥り易くなります。

■血液がドロドロになる
血糖値が高いというのは代謝に異常があるということです。血糖値が高い人では、脂質異常が多くみられます。余分な血糖は血管が炎症を起こす原因となり動脈硬化も進みます。


■バランスの良い食事をする
白米は昔はごちそうだったけど、今は食べ過ぎ。甘くて美味しいご飯、でも血糖値をよく上げる・・・。

(1)炭水化物に注意を払う
精製された炭水化物である白パン、白米、麺、菓子パンなどの食べ過ぎをさけて、代わりに雑穀パンや雑穀米も取り入れましょう。白米や白パンを食べた後には血糖値が急速に高く上昇することが分かっています。

(2)色々な種類の野菜や果物をたくさん食べる
野菜、キノコ類、果物に豊富に含まれる食物繊維は、血糖値が急激に上がるのを予防します。食べた後の満腹感・満足感が持続しやすく、カロリーコントロールにも役立ちます。

(3)炭酸飲料・ジュース・清涼飲料水の代わりに水やお茶を飲む
血糖値、中性脂肪、カロリーコントロールに役立ちます。ジュースは病院でも低血糖の治療に使われたりします。それだけ血糖値を上げる効果があるということです。血糖値が高い人は避けたいものです。

(4)スナック菓子や甘いお菓子を食べ過ぎない
血糖値、中性脂肪、カロリーコントロールに役立ちます。


こってりしてるラーメンにはこってりした餃子、チャーハンが合うね~。自己管理が必要です。
(5)揚げ物やこってりした食べ物を控える
カロリーカットにつながり体重管理に役立ちます。過体重の場合は、体重が少しでも減ればインスリン抵抗性や血糖値が改善されます。油の多い食事をすると、血糖値が上がった状態が長く続き易くなります。

高血糖は放置しておくと、あらゆる病気の根源になります。
逆に考えれば、血糖値を下げるということは、あらゆる病気を治すことにつながるということですね。

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