朝鮮半島 南北統一


南北統一で朝鮮半島の経済は発展し、平和で豊かな国になるか?

まず、お金。

統一後は韓国の社会保障体系が2500万人に達する北朝鮮国民の福祉が必要になります。推算すると1兆ドル(100兆円)に達すると考えられています。
 これは、韓国の国内総生産(GDP)の4分の3に達する規模です。

次に、時間。
東西ドイツの統一以上の経済格差があるので、現実的な統一方法は連邦制からの2段階統一として時間をかけなければ大混乱を招く恐れがあります。

いわゆる北朝鮮難民の保護に一番費用と時間が必要になるということです。


しかし、韓国が2017年から生産可能人口が減少すると予想されるだけに、統一が実現すれば、世界で4番目に大きい北朝鮮軍を解体することにより1700万人の北朝鮮からの若い労働力を供給でき、南側の3600万人と合わさるといっきに労働人口が拡充されます。

また、在日朝鮮人は南北の内戦状態から避難するかたちで、日本に居住しているのですが、内戦状態が解消し、南北統一すれば、永住許可は取り消しになります。
日本人からの差別に悩む方にとれば祖国に帰れることは喜ばしいですね。

また、北朝鮮の豊富な地下資源を確保できるということは韓国にとっては大変有利です。


北朝鮮難民には費用がかかりますが、中長期的に見ると南北統一で豊富な地下資源と、労働人口の増加により、韓国は豊かになり、朝鮮半島は安定し平和となるはずですが・・・。

ソウル大国際問題研究所が韓国リサーチに依頼し、全国の成人男女1100人を対象に面接調査を実施し、統一のための追加費用を負担する意向の有無、意向がある場合に負担できる年間額を聞いたところ、

「負担しない」との回答が44.3%で最も多かった。
「5万ウォン(約5000円)未満」が31.9%、
「5万~10万ウォン」が11.7%、
「10万~30万ウォン」が8.7%、
「100万ウォン以上」が1.2%だった。

韓国人は統一にかかる費用を負担するつもりが無いことが判ります。

また、韓国人の差別意識は強く、インドのカースト制度と同様、下級民を奴隷として家畜以下の扱いをしてきた過去を忘れてはいけません。

北朝鮮北西部の平安道と在日朝鮮人の出身地である全羅道は朝鮮王朝時代から被差別地域です。

人民の収入レベルが違うどころか、教育・意識レベルが違うので、どんな形で統一しようが旧北朝鮮出身者は被差別民(新奴隷階層ともいう)になるのは間違いない。
あわせて帰国してきた在日朝鮮人も、日本での財産は没収され、同じように被差別民となるでしょう。
そうすると、いっきに発展途上国落ちですね。


韓国の統一論は、EUが中東難民を低賃金労働者として奴隷扱いしようとしたのと考え方は同じです。
北朝鮮国民を統一し、奴隷低賃金労働者として使えば利益を得られると思ってるだけの話で、本当のコストを真剣に考えているとは思えません。

EUが破綻したように韓国も破綻するのは火を見るより明らかです。






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